| Ｎｏ.69；新型肺炎（SARS）予防には合成洗剤？ |
|
2004/01/
07 |
|
昨年実績によると、新型肺炎にかかった場合の死亡率は約10％とか。今年は「新型肺炎とインフルエンザの区別がつきにくいので、早めの予防接種を！」という医療機関の呼びかけが助長し、昨年末にはどの病院･医院でもインフルエンザ･ワクチンが品切れとなった。
東京新聞（昨年）11/27付記事。人騒がせなSARSだが、国立感染症研究所の研究チームがSARSの感染予防には合成洗剤等に含まれる界面活性剤が有効である事を突き止めた。
実験では、薄めた界面活性剤入りの水にSARSウイルスを入れ、それをサルの細胞に触れさせたが全く感染しなかったとの事。
つまり、不特定多数が共用する場所では従来、消毒用エタノールや漂白剤を使っていたが、水で薄めた合成洗剤で雑巾がけをすれば「感染の危険性を減らせる」そうだ。ただ、「完全に」とは書いていないので、予防法の一つと認識したほうがよいかも知れない。 |
|
|
